ハエ

ハエ:都会に住むのハエの特徴・益虫と害虫の観点から

Pocket

ハエは田舎だけではなく、都会にも生息しています。しかも、都会に住んでいるハエは、田舎のものと比べてやや特徴が違っているのも特筆すべき点です。

そんな都会に住むハエには、人に利益をもたらす益虫と、害をもたらす害虫の観点から見てどのような存在なのでしょうか。それらの点について、特徴をご紹介します。

都会のハエはどのような生態の特徴を持つ?

変化のある湿度温度に適応できる

従来、自然が多い環境で生息していたハエは、ある一定の温度や湿度でなければ生息することができません。しかし、都会に生息しているハエは、寒冷地や温暖な地域から移住してきたものが多いです。そのため、寒さや暑さ、そして生息しづらい乾燥した空気の中ででも生きられる特徴を有しています。

そのため、夏は暑く冬は寒いという厳しい都会の環境であったとしても、十分に適応し、その中で生活することができています。反面、従来居た種類のハエは、都会では少なくなってしまいました。

動物の死骸を餌にして生息

ハエは何を食べて生活するのか。一般的にイメージされるのは、人間や動物の糞だと思います。そして従来のハエは、このイメージ通り、糞を食べて生息していました。ですが、都会化が進み、水洗便所が一般的になった今となっては、糞を餌にして生息することができません。

上記のことから、都会のハエは、ネズミなどの動物の死骸を餌にして生息しています。糞を餌にすることもありますが、糞がなかったとしても生き延びることができるのが都会のハエの特徴だと言えるでしょう。

害虫としてのハエがもたらす被害

病原菌の媒介をしてしまう

都会に住むハエは、害虫として人間に被害を与える存在です。その一番の被害であるのが、衛生問題でしょう。なぜならば、ハエは病原菌の媒介者として飛び回るため、都会で病気が流行る要因を作り出してしまうからです。

病原菌を媒介してしまう理由としては、ハエが腐敗した肉など病原菌が多いものを好んで食べること、またあちらこちらを飛び回り、移動範囲が広いことなどが挙げられます。そのため、ハエは衛生被害をもたらす害虫として知られているのです。

人間に不快な思いをさせる虫になる

ハエが害虫として認識されるのは、衛生面だけではありません。もう一つの害としては、不快害虫としてのものです。

私たちは虫を見て、気持ち悪いとかうっとおしいなどのネガティブな感情を抱いてしまうことが多いと思います。これは不快な感情を虫に対して持ってしまうことが理由です。そんな不快な感情をハエは私たちに与えます。

ハエが部屋を飛び回るだけで、精神的に疲労してしまう方もおられるかもしれません。そんな人間の精神面へのダメージを与える点も、ハエの害のあるポイントになります。

ハエと同じように、ブンブン飛び回って人間に被害を与える虫に、蜂がいます。詳しくはこちらをどうぞ。「蜂:怖いだけじゃない!ハチの魅力やおもしろさとは

益虫としてのハエが私たちに与えてくれること

農作物を他の虫から守ってくれる

不潔で忌み嫌われるハエですが、実は益虫としての側面も持っています。その側面の一つが、農作物を他の害虫から守ってくれる点です。

農作物を守ってくれるハエは、ヤドリバエという科目のもです。このヤドリバエ科に含まれるハエの中には、農作物を食べ荒らすような害虫を攻撃してくれる種類が存在しています。この種類のハエが自宅にいれば、農作物を害虫からの攻撃から防げます。

まさしく、ハエが畑や田んぼのボディーガードとしての役割を果たしてくれていると言えます。

幼虫が医療的な役割を果たしてくれることも

ハエは成虫だけではなく、幼虫も益虫として働いてくれます。その働きの一つとして代表的なのが、マゴットセラピーという治療に使われていることです。

マゴットとはハエの幼虫であるウジ虫のことを指します。そのウジ虫を、人体の壊死している部分に利用すると、壊死部分のみを食べてくれます。これによって、正常な肉体の細胞が生成するのを手助けしてくれるのです。

ウジ虫を使った治療は日本ではまだ健康保険が適応されていない治療です。しかし、諸外国ではとてもメリットのある治療法であると認識されています。

まとめ

都会に生息するハエは、基本的には人間に害をもたらすものです。そのため、適切な駆除を行う必要があるのは間違いありません。しかし、特定のハエについては、場合によっては人間の役に立ってくれる益虫としての側面を持っています。

ハエも一長一短、悪い面は適切に対処し、良い面で私たちの生活を豊かにしてくれるように利用していきたいものです。

Pocket